第一弾インタビュー、在庫管理について担当者の山中さんとのお話しを掲載。

在庫管理インタビュー

在庫管理担当者インタビュー:山中

第一弾インタビュー、在庫管理について担当者の山中さんのインタビューを掲載。

キンキオートバイをよく知って頂けるように、業務内容ごとに担当者インタビューを行い、対話形式でわかりやすくご案内します。

今回は、貿易車両から国内販売車両までび在庫管理を担当している山中さんにインタビューをお願いしました。

10.000台を超えるバイクを管理している部署での業務についてお話しを伺いました。

 


森本: 本日はキンキオートバイの在庫管理について色々とお話をお伺いさせて頂きたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。
山中: キンキオートバイの在庫管理業務を担当しております山中です。宜しくお願いします。
森本: まずキンキオートバイにおいての在庫管理とは大きく分けてどのようなセクションがあるのでしょうか?
山中: メインである貿易輸出用バイクの管理と国内販売用バイクの2つがあります。
森本: 海外向けと国内向けでは管理の体制は違うのですか?
山中: そうですね、基本的に海外向けの一般的な車両については、屋外に保管されています。
海外向けであっても、大型バイクや高級車については屋内工場にて品質を保つようにしています。
国内向けについては、日本のお客様の求める状態を維持するために、全て屋内工場での保管となっています。
森本: しかし、この台数を管理するのは大変そうですね。
山中: データ上では在庫が10,000台を超えていますので、結構大変ですね(笑)
もちろん他にも事業所があるので全てがここにある訳ではありませんが…それでも普通の方から見れば圧巻の数だと思います。
森本: これだけの台数の在庫管理をどのように行っているんですか?
山中: 弊社では1台1台を社内サーバーのデータベースに登録して、専用バーコードを発行し、それを車体に貼り付ける事で一元管理を行っています。
敷地内で専用バーコードが張り付けてある車両は管理できている車両という事です。
これにより「いつ・どこから・いくらで仕入れたか」などの情報が紙面(台帳)を調べなくてもすぐに分かるという事なんです。
森本: なるほど。しかし車体の詳細データを調べる時はどうするのですか?メモにバーコードの内容を控えて調べるのでしょうか?
山中: 1台や2台ならまだしも弊社は輸出事業も行っていますので、1コンテナに100台以上積み込みますのでメモを取るのも大変です(笑)
せっかくのバーコードを生かさないと勿体ないので、バーコードを読み取る専用のリーダー(端末機)を活用しています。
メモだと記載間違いや記載抜けなどのいわゆるヒューマンエラーの発生が懸念されますが、機械ならエラーも少なくて済みますので。
森本: そのリーダーひとつで車両詳細がわかるようになっているんですか?
山中: そうです。各車両の詳細がこのバーコードリーダーで確認することができるシステムになっています。
ピっと読み込むだけで、車両詳細はもちろん、コンテナー時にはどの車両をどこ向けにいつ積み込んだかといった、出荷情報も全て管理できようになっています。



 

在庫管理インタビュー

森本: では保管についてお聞きしてよろしいですか?
山中: 台数が凄く多いので保管場所や保管方法は常に悩まされますね。
車種それぞれで横幅も長さも高さも違うので一概にこのサイズ!と区分けするのも難しいですし、車両の中にはパーツが付属しているものもあります。
文字通り千差万別ですし、中古車両は一点物になるので、いつも頭の痛いところですね(苦笑)

森本: 確かに…敷地のどこに車両があるのか把握するのも大変なんじゃないですか?
山中: それこそが在庫管理の本質ですね。
出荷準備に時間や手間が多く掛かるとそれだけコストが高くなりますし、コスト高は利益やお客様へのサービスの減少に繋がります。
私達も疲れるのはイヤですしね(一同笑)
今、試行錯誤しながら、もっと効率的に確実に把握管理できるシステムにしていこうとみんなで頑張っています。

 

森本: 今後どのような部分でそれらを解消していこうとお考えですか?
山中: 搬出入をスムーズに行えるように、デジタルを絡めた管理体制を整え強化していって「時間コスト」を削減することに力を入れていきたいなと思っています。
我々の労力に関してだけでなく、そういったコストダウンはお客様のメリットにも繋がりますし。
工場内でカテゴリごとにエリア分けを行い管理を行っているのですが、それらの動きもストレスなくスムーズに確認管理できるようにし、滞留在庫などもできるだけ消化していきたいですね。
トレーサビリティということについてもっと追求していって、会社だけでなくお客様へのサービスも含めた、総合的なメリット・利益をと考えています。
森本: なるほど。それを実現するためにこういうシステムがあればいいなぁと思う物はありますか?
山中: IoTというものに注目し、キンキオートバイでも採用していければいいな、と思っています。
全てデジタル管理が行えるようにはしていきたいですね。
例えば、くら寿司さんなどで採用されている、自動廃棄システムみたいな物があるとかなり効率は上がります。
工場内の保管エリア管理もデータベースと連動させる、加えてゲートを通過するだけで入出庫の管理ができるようなシステムが出来上がれば、凄い革命的なことで飛躍的に時間コストも軽減できると思うんです。
まぁ、それにどのくらいの費用がかかるかはわかりませんが(笑)
森本: そこは社長と相談、ということになりますね(笑)
山中: そうですね(笑)
まずは実績を作って、社長に色々と提案する形で相談ができればと思っています。
森本: 社長さんは、きちんとした実績や数字を提示すれば、新しいことにも耳を傾けてくれる人だと思うので、実現するために頑張って下さい。
山中: そうですね、提案などはしっかり聞いてくれるので、まだまだ他にもここがこうなれば・と思うこともあるので、総合的に考えて提案して実現していきたいですね。
森本: それでは最後に、在庫管理とは?
山中: 細かなエリア分けで現状把握をする事で不良在庫を減らし、商品力の強い車両を多く在庫する事で顧客のニーズにスピーディに応える…中古車は1台1台が状態の違うものですので如何にお客様の【欲しい】に応えていけるかですね。
森本: 本日は貴重なお時間ありがとうございました。
山中: こちらこそありがとうございました。